気持ちががしっかりと伝わる! すぐに使える感謝のフレーズ「5選」
はじめに
英語でお礼を伝える際の単語と言えば、真っ先にthankが浮かびますよね。もしthankが使えない場合には、appreciateという単語が出てくるかと思います。
今回は、この2つの単語を使ったお礼、そしてそれらを使わないお礼の表現を5つ紹介します。「使ったことがない」というお礼表現があるかもしれませんので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
なお、今回の記事は毎回好評いただいているThink IT流ウェビナーのタイアップ記事です。8月20日(火)12時から「Think IT流+αの英語実践レッスン 〜お礼がしっかり伝わる! 直ぐに使える感謝の表現編」と題して、今回記事では取り上げていない他のお礼表現を紹介します!
今回のウェビナーでも、筆者がアメリカ人のネイティブ講師と一緒にネイティブが使う表現を紹介します。ネイティブ講師には紹介する表現がどのように聞こえるのかも併せて解説して行きます。
お礼の表現 その1:I can’t thank you enough.
それでは、1つ目のお礼表現を見ていきましょう。王道のthankを使ったものです。
I can’t thank you enough.
(感謝してもしきれません)
日本語の訳からも分かるように、通常のthank youよりもかなり感謝の気持ちが大きい表現です。ちょっとお礼を言うような状況で使うと大げさに聞こえるので注意しましょう。
例えば、あと少しで終電という状況で財布を落としたことに気付いたと想像してみてください。絶望的な状況ですよね。そういった状況に陥ったときに見知らぬ人が声をかけてくれ、お金を渡してくれたとしましょう。thank youだけでは十分に感謝の気持ちを表せないですよね。
そういったときに、この表現はピッタリです。ないことを願いますが、もし本当に困って途方に暮れていたときに助けてもらったら、ぜひこの表現を使ってみてくださいね。
お礼の表現 その2:I appreciate your help.
2つ目の表現はappreciate(感謝する)という単語を用いた表現です。これは頻繁に耳にする表現ですが、使ったことがないという方は、ぜひ覚えましょう。
I appreciate your help.
(ご協力に感謝します)
appreciateという単語はthankよりもかしこまって聞こえる分、少し硬めにお礼を述べるときに適しています。
I appreciate …という表現は、言い方にもよりますがthank youよりも少し形式的なお礼に聞こえることがあるので、感情をしっかりと込めて言うようにしましょう。
なお、この表現には汎用性があり、I appreciateの後の名詞(句)を変えることで、様々な場面で使えます。
例えば、your cooperationにすると「ご協力に感謝します」という意味になります。これはビジネスの場面で頻繁に用いる表現ですよね。
他にもI appreciate you taking the time to meet with me.のように、後半が少し長くなりますが「お時間を取ってお会いいただきありがとうございます」といった表現にすることもできます。
お礼の表現 その3:This means a lot to me.
ここからは、thankもappreciateも使わないお礼の表現を紹介していきます。
It means a lot to me.
(それは本当に嬉しいです)
実際にこの表現を使ったことがある、聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。これもかなりネイティブが頻繁に使うお礼の表現です。
この表現は、訳にある通り「本当に嬉しい」という気持ちを伝える際に用います。動詞のmeanは「意味する・意味がある」と訳せます。よって、直訳した場合は「それは私にとって大きな意味があります」となります。大袈裟に聞こえるような表現ですが、それだけ感謝の気持ちを伝えたいというときにはもってこいの表現ですね。
ちなみに、この表現にとても似た感謝の表現でIt means the world to me.というものがあります。これも意味は同じで、a lotの代わりに「世界」を意味するworldを使っています。worldという壮大な単語を使うくらいの感謝を表すことになります。
何かお願いごとをして、それを快く引き受けてくれた人に対して、心からの感謝の気持ちを伝えるときにおすすめの表現です。
お礼の表現 その4:You saved my day.
4つ目の表現は、日本語でも同じような表現があるので、恐らくスッと頭に入ってくるのではと思います。
You saved my day.
(あなたに救われました)
例えば、お客さまに手土産を持っていくはずが完全に忘れてしまったようなときに、同行した人が手土産を購入して持参していたとしましょう。それによって、あなたは間違いなく救われますよね。そういったときには、正にこの表現を使うと状況に合ったお礼の気持ちを伝えることができます。
ちなみに、この表現にも別バージョンがあります。それは、You saved my life.(あなたに人生を救われたよ)という表現です。
これも3つ目の表現のworldのように少し大袈裟に聞こえますが、その助けがなかった場合は本当に大変なことになっていた可能性があるため、この表現を使って感謝の気持ちを表わします。
例えば、旅行の際にパスポートを忘れたことに気づいたものの、自宅まで取りに戻れば間に合わないとしましょう。そのときに同行者がパスポートを持ってきてくれていたらどうでしょう。それこそ命を救ってくれたかのように感謝しますよね。
それくらいの状況であれば、この2つの表現を使っても全然大袈裟には聞こえません。これらの表現もぜひ覚えてみてください。
お礼の表現 その5:I don’t know what I would do without you.
最後も自然な表現ですが、そこまで頻繁に使うというよりも「ここぞ」というときに使う方が効果的な表現です。
I don’t know what I would do without you.
(あなたがいなければどうしていたことやら)
この表現は、何かをしてもらった特定の行為に対してお礼を述べるというよりも、感謝するようなことを行ってくれた相手の存在に対して感謝を述べるような表現です。
要するに「あなたはいつも色々と助けてくれるから、あなたがいなければ、私は本当にどうして良いか分からない状態になるだろうね」ということを表します。
ちなみに、この表現は現在あなたがいることに対しての感謝の気持ちを表します。少し時制を変えてI don’t know what I would have done without you.とした場合は、何かがあったときに「あなたがいなければどうしていただろう」という意味になります。状況によって時制も使い分けられると良いですね。
この表現で1点だけ注意すべきは、あまり知らない相手には使わないようにすることです。この表現は「あなたは自分にとって大切(特別)な存在である」という印象を与えるものでもあるので、あまり親しくない人に言うと相手が警戒してしまう可能性もあります。
この表現は、いつも助けてくれる同僚や、こういった感謝の気持ちを普通に受け入れてくれる身近な人に使うようにしましょう。
おわりに
今回は、すぐに使えるお礼の表現を5つ紹介しました。「使ってみよう!」と思うお礼の表現はあったでしょうか。今回紹介した表現以外も、8月20日(火)の12時から予定しているウェビナーでは、アメリカ人講師と筆者の宮園が一緒にお伝えしていきます!
ひと言でお礼と言っても、相手や状況によって表現を変えることが重要です。ウェビナーでは、異なる相手や状況で使える表現もいくつか紹介します。少しでも興味があるという方は、ぜひ無料ウェビナーにご参加くださいね!
それでは、またウェビナーでお会いしましょう!
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