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入門者も参加しやすくなったETロボコン2013と、2012チャンピオンシップ大会レポート

2013年4月5日(金)
Think IT編集部

本連載では、ETロボコン2013に開幕にあたって、昨年の上位チームである三菱電機マイコン機器ソフトウェアの「猪名寺駅前徒歩一分」チームによる大会参戦記を紹介していきます。第1回の今回は、ETロボコン2013の紹介と、昨年のチャンピオンシップ大会の模様をお伝えしていきます。

部門新設と、入門者がより参加しやすくなった2013年のETロボコン

IT系企業のエンジニアや学生が、そのモデリング技術や開発技術を競う「ET(Embedded Technology)ロボコン」。先日、2013年度大会の発表があり、大会の概要とスケジュールが発表されました。

ETロボコン2013の公式サイトより

今年で12年目を迎える本大会では、開催地域やスケジュールに大きな違いはないものの、昨年までからの大きな変更点として、「デベロッパー部門」、「アーキテクト部門」の2部門で構成されるようになったことが挙げられます。

「デベロッパー部門」では、参加者のレベルが上がってきたことで、年々ハイレベルな技術が要求されるようになったため、もっと初心者が参加しやすくすること。また「アーキテクト部門」の新設にあたっては、開催10年を迎えたETロボコンが、次の10年を考えた時に、これまでの「どうやって作るか」というテーマだけでなく「何を作っていくのか」を新たなテーマに、5年後、15年後に活躍するエンジニアをターゲットに考えて行きたい、といった内容がアナウンスされました。

エントリーの締め切りは4月8日(月)の夕方17:00までなので、まだ申し込んでいない参加希望の方はお早めに。その他、大会の概要などは以下の公式サイトで見ることができます。

> ETロボコン2013 公式サイト

ここからは、昨年の11月に開催された2012年チャンピオンシップの模様を紹介します。

地区大会の勝者が覇権を争うチャンピオンシップ大会

2012年11月、これまでの各地区大会を勝ち抜いた参加者たちが、ETロボコンチャンピオンシップ大会出場のため、パシフィコ横浜に集結しました。

チャンピオンシップ大会では、用意したロボットを用意された大型コースで2回走行し、タイムを競い合うのが主なイベントです。競技の結果とモデル審査の結果から入賞チームが決まります。

競技用コースは前半と後半で異なり、前半ではライントレースでベーシックコースをできるだけ早く通過することが、後半は、コースの途中に存在する難所(ボーナスポイント)を正確にクリアすることが求められます。

特典はクリア時のタイムで判断されます。前半の通過タイムから後半のボーナスタイムを引いて、その数字が小さいほど高得点となります。なお前半でリタイアした場合は、規定のタイム120秒と判定されます。

筆者がはじめて観戦した時、このタイムの計算がちょっと分かりづらかったため、スコアの例を以下に書いてみます。

例1)スタート成功、ベーシックコースをリタイアした場合

→ 120秒(リタイアした場合のタイム)-5秒(リモート・スタート成功)=最終タイム:115秒

例2)スタート成功、ベーシックコースを30秒でクリア、ボーナスステージのルックアップゲート、ドリフトターン、ガレージインをクリアした場合

→ 30秒(ベーシックコースのクリアタイム) - 5秒(リモート・スタート成功) - 10秒(ルックアップゲートをクリア) - 15秒(ドリフトターンをクリア) - 10秒(ガレージインをクリア) = 最終タイム:0秒

どちらが高得点か分かりますか?上記の場合、例2の「0秒」の方が高ポイントです。このように、合計タイムが「もっとも少ない」チームの勝利となります。ベーシックコースを素早く通過し、かつボーナスステージで多くの難所をクリアすれば、合計タイムがマイナスになる場合ももちろんあります。

インコースとアウトコースではボーナスステージの内容が異なるため、別の攻略プログラムを用意しなければなりません。また、どちらかがうまくいっても、もう片方で失敗するとダメージが大きいため、両方のコース攻略をきちんと立てる必要があります。

スタートからゴールまで、一切の操作を行わずにロボットの自律走行のみで完走させるため、モデル設計の完成度も非常に重要です。

  • ※)インコースとアウトコースで一部のボーナスタイムが異なります。
  • ※)上記は2012年大会の時のルールです。

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2004年の開設当初からOSS(オープンソースソフトウェア)に着目、近年は特にクラウドを取り巻く技術動向に注力し、ビジネスシーンでOSSを有効活用するための情報発信を続けています。OSSに特化したビジネスセミナーの開催や、Think IT BooksシリーズでのWeb連載記事の電子書籍化など、Webサイトにとどまらない統合的なメディア展開に挑戦しています。

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