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| IBM System z9 109の位置づけと4つの特長 | ||||||||||||
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IBMのメインフレームの世界では2000年にIBM eServer zSeriesが発表され、その第1世代としてz900とz800が、その第2世代としてz990とz890が出荷されました。今回発表したz9-109はその第3世代に位置づけられます。 第2世代のz990からのマルチ・ブック設計と高い品質・機能を引き継ぎ、外観は新世代機としてSystem z9とリブランディングされたマシンであることを示す筐体のブルーのメタルモール以外は、ほぼz990と同じサイズです。しかし、z990の約2倍の処理能力と大幅な能力向上を実現し、さらに新しい計画停止機能の向上も実現しています。 z9-109は次であげる4つの大きな特長を持っています。それは、オンデマンド機能のさらなる拡張、比類なきスケーラビリティー、ビジネス・レジリエンシーの向上、そしてオープン化対応です。 ![]() 図2:IBM System z9 109の特徴 |
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| 特長1:オンデマンド機能のさらなる拡張 | ||||||||||||
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zSeriesではハードウェアの耐故障性としての評価指数であるMTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)で、35年以上の実績を持っています。z9-109ではこのzSeriesの信頼性を継続し、さらにハードウェアによる計画停止も大幅に減少しています。 例えば、従来からz990ではCPUやメモリーなどの主要機能に障害が発生しても、予備に切り替え、その障害をアプリケーションに影響を与えない機能を持っています。しかし、その障害となった部品をなるべく早期に交換する必要があります。その際にシステム停止が必要になりますが、サーバー統合が進んだメインフレームではこのようなシステム停止はもうほとんど取れないのが実情です。 このようなCPUやメモリー交換や追加の場合でも、稼動中に実施できる「稼動中ブック保守」がz9-109で追加されました。これは稼動中に保守対象の資源を他の予備資源に動的に切り替え、取り外し可能とする機能です。これによって計画停止サポート機能によるハードウェアの要件によるシステム停止は、ほとんど不要になりました。 ![]() 図3:稼動中のブック保守 ![]() 図4:稼動中のブック保守の仕組み
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表3:キャパシティ・オンデマンド機能 |
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| またソフトウェア使用料金もオンデマンド対応の使用量に応じた柔軟な料金体系となっています。z9-109とz/OSの組み合わせでワークロード使用料金(WLC:Workload License Charges)を利用になれば、コンピューティング・コストを削減できます。 |
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