ライセンス変更によりJDK/JREが再配布可能に

2006 JavaOne Conference
2006 JavaOne Conferenceレポート
2006 JavaOne Conferenceレポート

ライセンス変更によりJDK/JREが再配布可能に
会場:サンフランシスコ Moscone Center
記者:ThinkIT編集局   2006/5/19
Simon Phipps氏が語るSunのオープンソース戦略

   Java SE 5とJREが再配布されることについてSun MicrosystemsのChief Open Source OfficerであるSimon Phipps氏に話を伺った。

Simon Phipps氏
Simon Phipps氏

   Phipps氏は最初に「Sunはオープンソースに前向きに考えています」と語る。先日新たに発表されたライセンスであるDLJ(Operating System Distribution License for Java)について説明してくれた。

   DLJの改訂によってGNU/LinuxとOpenSolarisにおいてJava SE 5.0 Java Development Kit(JDK)、Java Runtime Environment(JRE)を再配布できるようになり、apt-get、yum、emergeコマンドに対応するバイナリパッケージの配布は多くのエンジニアの関心を高めている。

   それについてPhipps氏は「今後は『apt-get install sun-javas-jre』でJREをインストールできることができる」と述べた。

   パッケージ配布元としてdebian.orgが加わることを示唆し、現時点ではDebianのCDイメージには同梱される予定はないとも語った。

   今回のライセンス改訂はSunのオープンソース戦略の大きな一歩だといえよう。


基調講演前の一幕

   基調講演がはじまる前に、SunのVice PresidentであるJohn Cage氏が登壇し、参加者へ簡単な挨拶が行われた。

   「JavaOneでは毎日情報が更新されるので、スケジュールを毎日立て直して、多くのことに触れて欲しい」とCage氏は語り、JavaOneの魅力を朝一番から伝えていた。

John Cage氏による挨拶
John Cage氏による挨拶


(ThinkIT編集局:石黒大介)

記事一覧
2006 JavaOne Conferenceレポート
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2日目 OracleがJavaで目指す次世代アプリケーションプラットフォーム戦略
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ライセンス変更によりJREが再配布可能に
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