|
||||||||||||||||||||||
| 1 2 3 次のページ | ||||||||||||||||||||||
| コマーシャル・オープンソースCRMとは | ||||||||||||||||||||||
|
今回紹介するオープンソースCRM「SugarCRM」はコマーシャル・オープンソースである。オープンソースという言葉はすでに一般的に使われるようになったが、「コマーシャル・オープンソース」という用語はまだ新しく、馴染みがない方が多いと思うのではじめに解説をしておこう。 「コマーシャル・オープンソース」とは、有償のオープンソース・ソフトウェアのことである。SugarCRM以外にもMySQL(リレーショナルデータベース)、Alfresco(コンテンツ管理システム)、JBoss(ミドルウェア)など、いくつかのソフトウェアベンダがコマーシャル・オープンソースの製品をリリースしている。 これらのベンダーは、開発コミュニティに公開する無料のソースコードに企業用途向けの拡張機能やテクニカルサポートサービスを有償で付加して顧客に提供する。SugarCRMのような高度な業務アプリケーションではこのような付加価値サービスのニーズが必須になるためである。 SugarCRMの場合も顧客が運用用途に求めるのは有償ライセンスの方が多い。このように、オープンソースソフトウェアに企業向けの付加価値サービスを付加したものがコマーシャル・オープンソースと呼ばれるソフトウェアであり、今後のオープンソース・アプリケーションの特徴を形作りそうだ。 |
||||||||||||||||||||||
| SugarCRMとは | ||||||||||||||||||||||
|
SugarCRMは、同名の米国SugarCRM社が2004年にリリースしたコマーシャル・オープンソースCRMである。コミュニティ向けにリリースされる無償の「Sugar Open Source」と、有償の「Sugar Professional」「Sugar Enterprise」の3つのエディションがあり、それぞれの機能の違いは図1の通りである。 Sugar Open Sourceエディションはコミュニティに公開されており、 (http://www.sugarforge.org/)で本体と日本語化パックが自由にダウンロードできる。当エディションはすでに130万件もダウンロードされ(2006年3月現在)、コミュニティの参加人数も17,000名に達し、オープンソースの業務アプリケーションの中では世界で抜群の実績を誇る。日本語版は日本代理店であるケアブレインズがリリースしており、今まで8,000件のダウンロード実績がある。有償版SugarCRMも大手企業を中心に500社以上の導入実績を持ち、その数は急伸しているといえよう。 |
||||||||||||||||||||||
|
1 2 3 次のページ |
||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||


