即活用!業務システムの開発ドキュメント標準化 2

基本設計書

基本設計書


   表2は、基本設計工程におけるDUNGEONのドキュメント構成です。これまでに紹介した「業務フロー」や「機能一覧表」は、プロジェクト全体に対して作成されるドキュメントです。次は、個別のアプリケーション単位で作成される「基本設計書」の標準化について説明します。

   表2の通り基本設計書は、「概要」と「I/O関連図」、「画面/帳票レイアウト」から構成されます。「概要」部分でアプリケーションの目的や位置づけなどを説明し、「I/O関連図」で画面や帳票とデータの入出力関係を図示。そして「画面/帳票レイアウト」で具体的な画面や帳票のイメージを表します。今回は、この中から「I/O関連図」を取り上げて説明しましょう。

工程 ドキュメント成果物 内容 範囲 媒体
基本設計
(外部設計)
業務フロー   全体 Excel
システム構成図   全体 Excel
ER図   全体 OBER
テーブル定義書   全体 OBER
機能一覧表   全体 Excel
設計書記述様式   全体 Excel
基本設計書
(外部設計書)
概要
I/O関連図
画面/帳票レイアウト
個別 Excel

表2:基本設計工程のドキュメント構成


I/O関連図


   図3は、DUNGEONにおける「I/O関連図」の表記方法を表したものです。I/O関連図とは、画面や帳票などのアプリケーションがどのテーブルを参照しているか、どのテーブルデータを更新しているかを図で表したものです。

   アプリケーションを作成する際に、その処理(プログラム)が何をきっかけに起動され、どのテーブルを参照してどのテーブルを更新しているかを一目で表し、処理全体の役割や位置づけの理解を支援します。

I/O関連図の表記方法
図3:I/O関連図の表記方法
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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