もう悩まない!ブラウザ互換
幅広いスキルが必要とされるWebデザイン制作
Webサイトの日々の技術進歩とともに、Webデザイン制作では幅広いスキルが必要とされるようになってきました。Webデザインという広い役割の中でも特に重要視されるのは次の3つのスキルになるでしょう。
1番目は、いわゆる絵を作るデザインのスキルです。この中にはもちろん見た目の美しさもありますし、Webサイトとしての使いやすさのユーザビリティ、情報へのアクセスしやすさのアクセシビリティ、またFlashコンテンツであれば軽快な動作やインタラクションなどといったものもあります。
2番目は、HTMLとCSSのコーディング技術が挙げられます。以前であれば、見た目のデザインを忠実に再現するコーディングが重視されていましたが、最近ではSEOの観点からも、Web標準に基づいたHTMLの文書構造化ができるマークアップ技術が不可欠になっています。
3番目は、プログラミング技術が挙げられるでしょう。制作するコンテンツの目的にあわせて、サーバー側で動くCGIやPHP、ユーザーのクライアント側で動くJavaScript、ActionScript、Ajaxといった技術を、そのシチュエーションに応じて使い分ける必要があります。
これらはWebサイトを制作するうえで必要とされる技術なのですが、いずれも異なるスキルと考え方、そしてセンスを必要とします。こういった背景からWeb制作業界では年々分業化が進み、一部の大規模制作会社を除いて、それぞれの得意分野のコラボレーションから生まれてくるWebサイトが現在では多数を占めています。
逆に発注を依頼するクライアント側は、Webサイトに高いクオリティーを求めるのであれば、それに伴って多くの人件費と日数を要するために、高いコストを負担する必要があるようです。
今回紹介する話題のソフトウエア「BiND for WebLiFE*(http://www.digitalstage.jp/bind/)」は、それぞれの技術スキルに対して高度なノウハウを持たなくても高いクオリティーのWebサイトが制作できるソフトウエアなのです。
体感として楽しめるインターフェース
BiND for WebLiFE*は100種類以上のテンプレートからデザインを選択し、組み合わせることができるホームページ作成ソフトウエアです(図1)。世の中には数多くの同様のソフトウエアが出回っていますが、BiND for WebLiFE*の特徴は何といってもサイトの完成度の高さでしょう。ギャラリーページ(http://www.digitalstage.jp/bind/gallery/templategallery.html)のテンプレート集を見ると、プロが新しくデザインしたと言われても疑わない位のクオリティーです。
またBiND for WebLiFE*の特徴は、メニューや本文といったブロック単位でのカスタマイズが可能な点です。通常レイアウトを自由に扱うにはHTMLタグやCSSのスキルを習得しなければならないのですが、BiND for WebLiFE*ではブログの更新作業のように管理画面から調整することができます。CSSの難しい専門知識を学ばずとも直感的な操作でサイトのカスタマイズを行えます。
また筆者がBiND for WebLiFE*で特に感心した点として、管理画面のデザイン性の高さがあります。難しい手続きや操作は一切なく、テンプレート選択画面のドラッグ動作の滑らかなことで、作る楽しさを感じながらWebサイトを制作する工程を味わえるはずです。