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Pythonデベロッパがサンタクララに集結!PyCon US レポート

2013年3月29日(金)
藤原 敬弘

ライトニングトーク

この音楽と共にライトニングトーク(以下、LT)が始まったときは、大変驚きました。オープニングLTですね。

 while  True:
  python.rocks += 1

というコードもHip Hopに乗せて歌っていました。このLTが終わった後には歓声が上がり、良いアイスブレイクになったようです。

PyGameの紹介

ライブラリの紹介から、コミュニティの紹介、自分で作ったモノの紹介まで、様々なLTが1時間に渡り、行われました。このLTの参加者は、当日オープンスペースと同じ形で集めていました。当日の募集でここまでの人数が集まるのは、流石としか言いようがありません。

ブース紹介

数多くのブースが並んでいました。各ブースのやり方は様々でしたが、基本的に様々なノベルティを配っていました。ステッカーからTシャツ、さらにはヨーヨーまで。ブース出展の目的は大きく分けて2種類、1つはエンジニアの募集、もう1つはサービスのプロモーションです。FacebookやAppleも来ており、エンジニアの募集を行なっていました。彼らはノベルティを一切配っていなかったのですが、たくさんのエンジニアが集まっていました。逆にdotCloudやAWS、PyCharmのJetBrainsなどはサービスのプロモーションを行なっており、サービスコードの発行、Tシャツの配布などを積極的に行なっていました。

オープンスペース

コンベンションセンター二階のいくつかの部屋がオープンスペースとして開放されており、ここに自由に書き込むことで、セッションやディスカッションにこのスペースを使うことができます。dotCloudによるbuildbotのディスカッションや、Python3 Clinicなどもここで行われていました。

Raspberry Labがこのオープンスペースを利用して、オープンセッションの期間中、連日開催されていました。オープニングセッションでもRaspberry Piが普及することで子どもたちのハッカーが増える、といった内容がありましたが、実際に、このRaspberry Labでは子どもたちがRaspberry Piを使ってハッキングをしていました。中には12歳でチューターをやっている子供も。

ポスターセッション

あまり、日本のカンファレンスでは見ない形の発表です。オープンソース関連のカンファレンスでこの形を採用しているのは珍しいと思います。Pythonはサイエンスの分野でも良く使われるため、この形が馴染みやすいのかもしれません。Facebookのトラフィック分散にPythonを使っている例や、Raspberry Labでチューターをやっていた子供による発表、スモールチームによるアジャイル開発に関する考察など17個のセッションが行われていました。

ジョブフェア

ポスターセッションと同時にジョブフェアが開催されていました。多くの企業が机を並べ、所狭しとエンジニアの募集を行なっています。ブースでも同じようにエンジニアの募集が行われていましたが、ここではよりフォーカスした形で企業も人も集まってきます。企業も誘いやすく、エンジニアとしてもそういった話をしやすいので、スポンサー企業としてはかなり有益な場だったのではないでしょうか。

クロージングアドレス

Closing Address

PyCon US 2013の成果が順に発表されて行きました。PyLadiesによるチャリティオークションや、Pythonグッズ販売による寄付額などが発表されました。また、PyCon Canada 2014/2015が告知され、座長の女性の方が紹介されました。

最後は協力者への感謝の言葉で締めくくられ、スタンディングオベーションでPyCon US 2013の幕が降ろされました。

最後にPyCon US 2013のメインカンファレンスの全日程と主要なイベントをまとめておきます。

3月15日(金)
7:00- 参加登録開始
8:00-9:00 朝食
9:00-9:30 オープニングステートメント
9:30-10:00 キーノート: Eben Upton
10:00-12:40 セッション1
12:40-13:40 昼食
13:40-17:30 セッション2
17:30-18:30 LT
18:00-23:00 Women's Tech Office Hours / Porker Night / Twisted BoF /
A Taste of Py / Python in Music 他
9:00-18:00 Raspberry Pi Lab
3月16日(土)
7:00- 参加登録開始
8:00-9:00 朝食
8:30-9:00 LT
9:00-10:00 キーノート: Jessica McKellar / Raymond Hettinger
10:00-12:40 セッション1
12:40-13:40 昼食
13:40-17:40 セッション2
17:40-18:40 LT
18:00-23:00 #python BoF / Open Science / Hearsay Social PyCon Beer /
Mercurial Clinic / Buildbot Clinic / Buildbot on dotCloud 他
18:30-20:30 PyLadiesによるチャリティオークション
9:00-18:00 Raspberry Pi Lab
3月17日(日)
7:00- 参加登録開始
8:00-9:00 朝食
8:30-9:00 LT
9:00-10:00 キーノート: Van Lindberg / Guido van Rossum
10:00-13:00 Job Fair
10:10-13:10 ポスターセッション
12:00-13:00 昼食
13:10-15:10 クロージングアドレス
16:10-16:30 LT
16:30-17:00 スプリントの紹介
17:00-23:00 Python 3 Porting Clinic / Extend or Embed /
Women's Tech Office Hours 他
20:00-21:00 Django Con
9:00-18:00 Raspberry Pi Lab

オープンセッションやクローズドセッションのような締めのセッションもありますが、基本的に3日間の間、8:00から23:00まで様々なイベントが開催されています。公式でパーティのようなものは開催されていなかったのですが、企業がスポンサーとなり、良いバランスでビアバッシュやBoFが行われていました。企業、エンジニア、運営が作用し合い、お祭り感を作り出しているのは、なかなか味わえない体験です。

ここでいくつかの動画を紹介しましたが、これらはpyvideo.orgのPyCon US 2013のページで見ることができます。全てのホールをビデオで撮影していたので、確認していませんが、全てのセッションがここから見ることが出来ると思います。

> PyCon US 2013

来年はMontrealで行われるそうなので、興味のある方はぜひ参加してください。また、日本で開催予定のPyCon APACもよろしくお願いします。

FULLER株式会社

1986年生まれ。北海道苫小牧市出身。苫小牧工業高等専門学校卒業。
Fuller, Inc. CTO
Webプログラマ、よく利用する言語はPython。Pythonコミュニティによく出没する。
趣味でArduinoやRaspberry Piなどを使って、便利なものを自作する。

twitter: @wutali / github: https://github.com/wutali

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