グーグルのAndroid TVのアップデートでアプリ検索の問題が修正された
Android TVユーザーにはいいニュースだ。600以上のアプリがダウンロード出来るようになった。
Android TVに最適化されたアプリでユーザーを獲得したいと願う開発者にとってもこれはいいニュースだ。
全ては6月4日のAndroid TV Playストアアプリのアップデートによるものだ。まずAndroid TVで使えるアプリを古めかしい人力によるリストアップするのを止めた。
代わりにユーザーは”TVの時間”、 “情報”、”音楽を愛する人たちへ”などの20のカテゴリの中からアプリを選ぶことが出来る。ゲームカテゴリー1つをとっても、”マルチプレイヤーゲーム”、”アーケード”、”RPG”などにわかれている。
Nexusプレイヤーのホコリを払う時だ
もしあなたがグーグルが2014年にNexus6/9と同じ頃に発表したAsus製のNexus Playerを買った一人なら、ダウンロードできるアプリがあまりに少ないことに苛立ったに違いない。自分もそのクチだ。
6月4日のアップデートで、Nexus PlayerおよびRazer Forge TV、NVIDIA Shieldはメディア視聴とゲーム用途にずっと役に立つものになる。
ソニー、シャープ、フィリップスなど、他のAndroidで動くスマートTVでも同じことが言える。私自身、Nexus PlayerをTVに繋げて以来、これまでになかったほどにこれを楽しんだ。
縛られることのない開発
更に大事なことに、Google Playストアのアップデートは、Android TVでユーザーとコンタクトを持ちたいと願う開発者にとって、これが叶う可能性があるという事を意味する。
Androidアプリを開発する上で、取りうる選択肢の中から自分のやる事を見失うことはあり得る。Android TVはまだまだニッチであり、多くのユーザーを獲得するチャンスはあらゆる開発者に開かれている。今や使う価値のあるアプリはそこにあり、ユーザーサイドもこれを育てていくチャンスにこれまでになく恵まれている。
またこれでApple TV向けアプリの少なさが際立つ事にもなる。もっとも今後はまた話は変わるかも知れないが。
まとめると、Android TVに取り組もうと考えている開発者なのであれば、今日こそ決心する時だ。未来のTVはあなたの手に委ねられている。
- 関連記事:
- グーグルのStudy Kitアプリで健康データが把握できるかもしれない
- グーグルが提供するよりスマートなアプリとホームのためのツール
- Google Jumpがバーチャル・リアリティに革命をもたらす
- グーグルはどうやってあなたの思い出を整理するのか(しかも無料で)
- これが新しい「Android M」だ
※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちらをご覧ください。
連載バックナンバー
Think ITメルマガ会員登録受付中
全文検索エンジンによるおすすめ記事
- グーグル、ゲーム開発者向けに新たなツールを提供
- Androidに指紋認証技術と音声認識がもたらされる
- グーグルの「持ち運び(On-Body)検知」機能でスマートフォンの盗み見をガード
- グーグルのStudy Kitアプリで健康データが把握できるかもしれない
- グーグルが提供するよりスマートなアプリとホームのためのツール
- アップルが開発者に100台のApple TVでテストさせる理由とは?
- これが新しい「Android M」だ
- 近接通信を行う新しいWiFi技術で、行列待ちが無くなる
- Google Playの開発者ポリシー更新を要約すると「バカなマネはするな」だ
- グーグルの新アプリでマルチスクリーン・アプリ開発を体験