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| つくば市での実証実験 | ||||||||||||||
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つくば市の5校に、実際にクラスルームPC管理サーバを設置し、約2ヶ月間にわたり運用実験を実施しました。 各校20台〜40台のLinux PCに対して、夜間に20〜30回の自動イメージ配布を行っています。その結果、性能、機能は十分に実用に耐えることがわかりました。 特にイメージの配布時間は、実験で最も気にしていた点です。今回使用したLinux PCのディスクイメージは約1.6GBです。これを40台に配布するには、毎晩に64GBの膨大なデータを転送しなければなりません。 参照PCのイメージ取得時間は約15〜25分でした。また、1台のクライアントPCへのイメージ配布時間は約10〜15分です。問題は40台一斉配布に要する時間でした。 当初、40台同時に配布していましたが性能が十分に出ませんでした。といっても1台ずつ配布していたのでは、400分(6.5時間)〜600分(10時間)も要してしまいます。一晩では終わりますが、40台で限界になってしまいます。 そこで数台ずつまとめてイメージを配布することにしました。下図のように同時配布台数を変えて実験した結果、5台でほぼスループットが飽和することがわかりました。この時、40台のイメージ配布は約2時間で完了しました。スループットは76Mbpsですので、100Mbpsのイーサネットとしては、十分な性能といえるでしょう。 ![]() 図4:同時配布台数と転送速度 2ヶ月間の実証実験の期間中、デスクトップが児童生徒に壊されたりすることは、実際にはあまりありませんでした。しかし毎晩、導入時のデスクトップに復旧するため、児童生徒に注意する必要もなく、管理負荷は大幅に軽減できるという、教員の意見もいただきました。 今後、クラスルームPC管理ソフトウェアは、さらに機能・操作性などを改良すると共に、他ディストリビューションにも対応していきたいと考えています。 |
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