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ユニバーサルWindowsアプリ開発の第一歩、デバイス共有のファイル作成

2014年7月11日(金)
薬師寺 国安

ユニバーサルアプリプロジェクトの作成

ユニバーサルアプリのプロジェクトを作成するためには、Visual Studio を使用します。以降の回でダウンロード先等も記載しますが、今回の連載で使用するのは、無料版のMicrosoft Visual Studio Express 2013 for Windows Update 2 (以下VS2013)です。

VS2013のメニューから[ファイル]ー[新しいプロジェクト]と選択し、JavaScript ,Visual C#、Visual C++を展開します。すると図2のように、「ストアアプリ」の下に「ユニバーサルアプリ」が表示されます。選択すると、右の欄に「ユニバーサルアプリ」のテンプレートが表示されます。

図2:各言語のユニバーサルアプリのテンプレート(クリックで拡大)

Visual Basicを展開してみると、その中に「ユニバーサルアプリ」の文字は存在していません(図3)。

図3:Visual Basicはユニバーサルアプリに対応していない(クリックで拡大)

それでは、実際にどのようなプロジェクトが作成されるのか、Visual C#の「ユニバーサルアプリ」のテンプレートから、「空のアプリケーション(ユニバーサル)」アプリを選択し、デフォルトの名前(App1)のままで、プロジェクトを作成してみましょう。

ソリューションエクスプローラー内を見ると、「App1.Windows(Windows 8.1)」と「App1.WindowsPhone(Windows Phone 8.1)」の2つのプロジェクトが作成されています。その下に、「App1.Shared」という「共有プロジェクト」が作成されているのがわかります(図4)。

図4:「App1.Windows(Windows 8.1)」と「App1.WindowsPhone(Windows Phone 8.1)」の2つのプロジェクト、「App1.Shared」という共有プロジェクトが作成されている(クリックで拡大)

右端の「App1.Shared」という共有プロジェクトは、「App1.Windows(Windows 8.1)」と「App1.WindowsPhone(Windows Phone 8.1)」のプロジェクト間で共有するコードを配置するプロジェクトです。

共有プロジェクトによるコードの共有

では、実際に「App1.Windows(Windows 8.1)」と「App1.WindowsPhone(Windows Phone 8.1)」のコードの共有を試してみましょう。

ただし、このプロジェクトは「空のアプリケーション(ユニバーサルアプリ)」として作成しているため、実行しても画面には何も表示されません。そのため、今回はテストとして、「App1.Windows(Windows 8.1)」プロジェクト内にある、「MainPage.xaml」内に「薬師寺国安」と表示させたと想定して紹介します。

表示させる方法は次回以降で紹介しますので、今回は皆さんの画面上に「薬師寺国安」と表示されているとお考えください。

あらかじめ設定した「App1.Windows(Windows 8.1)」プロジェクト内にある、「MainPage.xaml」を、「App1.Shared」内にドラッグ&ドロップします。そして、「App1.Windows(Windows 8.1)」に残っているMainPage.xamlのファイルを削除します。同様に、「App1.WindowsPhone(Windows Phone 8.1)」内にある、MainPage.xamlのファイルも削除します(図5)。

図5:「App1.Windows(Windows 8.1)」プロジェクト内にある、MainPage.xamlを「App1.Shared」内にドラッグ&ドロップした

※「App1.Windows(Windows 8.1)」と「App1.WindowsPhone(Windows Phone 8.1)」内にあるMainPage.xamlのファイルは削除する。

薬師寺国安事務所

薬師寺国安事務所代表。Visual Basic プログラミングと、マイクロソフト系の技術をテーマとした、書籍や記事の執筆を行う。
1950年生まれ。事務系のサラリーマンだった40歳から趣味でプログラミングを始め、1996年より独学でActiveXに取り組む。1997年に薬師寺聖とコラボレーション・ユニット PROJECT KySS を結成。2003年よりフリーになり、PROJECT KySS の活動に本格的に参加、.NETやRIAに関する書籍や記事を多数執筆する傍ら、受託案件のプログラミングも手掛ける。Windows Phoneアプリ開発を経て、現在はWindows ストア アプリを多数公開中

Microsoft MVP for Development Platforms - Client App Dev (Oct 2003-Sep 2012)。Microsoft MVP for Development Platforms - Windows Phone Development(Oct 2012-Sep 2013)。Microsoft MVP for Development Platforms - Client Development(Oct 2013-Sep 2014)。Microsoft MVP for Development Platforms-Windows Platform Development (Oct 2014-Sep 2015)。

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