Instagramのオープンソース・ライブラリでApple Watchアプリを開発しよう
フェイスブックの子会社であるInstagramは、GitHubでライブラリをオープンソースとして公開した。これにより、Apple Watchの開発は非常に容易になりそうだ。
そのIGInterfaceDataTableというライブラリを使用すると「多次元データを用いたテーブルの作成がより容易になる」と同社は述べている。例えば、開発者はスマートウォッチ用アプリの一連の動作を、使いやすく、高度で、状況に応じたメニューにまとめなければならない。Instagramのライブラリはそのプロセスを単純化するのが目的だ。
膨大なデータを利用する複雑なアプリの開発者にとって、これはApple Watch向けの開発に非常に有益なリソースとなるだろう。
「スマートウォッチ・プラットフォーム対応の、最初のアプリができて非常に嬉しく思っています。手早く簡単にアプリを構築できるようなソリューションを生み出すことができました」。Instagramの技術者、ライアン・ニストロムはVentureBeatに対しこう語った。
このライブラリはCocoaPodsからインストール可能だ。CocoaPodsはSwiftやObjective-Cで書かれた複数プロジェクトに対応するライブラリ管理ツールで、GitHubから入手できる。
試行錯誤から学ぶ
アップル端末の種類は増え続けている。それらに向けたiOSアプリの開発方法を説くチュートリアル、参考書、ポッドキャストなどは数多く存在する。だが、最新のApple WatchやWatchKit SDKなどに関して言えば、プロから学ぶのが手っ取り早い。
Readme ファイルを読めば分かるとおり、たった一行のコードで新規あるいは既存のWatchkitプロジェクトに IGInterfaceDataTableをインストールすることが可能だ。いったんインストールしてしまえば、自由自在に多次元データをインポートしたりまとめたりできる。
Instagramは開発者に対し、ライブラリのダウンロードや利用だけでなく、コードやバグの修正に協力することを呼び掛けている。Instagramはフェイスブックの子会社であるため、バグを修正することで、フェイスブックの報奨金プログラムを受けることも可能、というのが同社の考えだ。
Apple Watchが発売されるのは今月下旬だが、この端末について知られていないことはまだ多い。Instagramのライブラリをダウンロードすれば、Apple Watchアプリを開発する主要企業の一つである同社が、何を最善のアプローチとしているかがよくわかるだろう。
トップ画像提供:Apple
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※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちらをご覧ください。
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