第3回：基本的なGUIコンポーネントの利用 (3/4)

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Eclipse実践プラグイン開発

第３回：基本的なGUIコンポーネントの利用
著者：ビーブレイクシステムズ大森洋行 2005/7/15

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リスト（List）

SWTのorg.eclipse.swt.widgets.ListクラスはSwingのJListに対応します。スタイルを変更することで、以下のような様々な種類のリストを作成できます。

単一選択が可能なリスト


		String[] items = {"100", "200", "300", "400", "500"};
	
		List singleList = new List(parent, SWT.BORDER | SWT.SINGLE);
	
		singleList.setItems(items);
	
		singleList.setBounds(x, y, width, height * 4);

複数選択が可能なリスト


		String[] items = {"100", "200", "300", "400", "500"};

		List singleList = new List(parent, SWT.BORDER | SWT.MULTI);

		singleList.setItems(items);

		singleList.setBounds(x, y, width, height * 4);

コンボボックス（Combo）

SWTのorg.eclipse.swt.widgets.Comboクラスは、SwingのJComboBoxに対応します。スタイルを変更することで、以下のような様々な種類のコンボボックスを作成できます。標準のコンボボックスではラベルのみを保持するため、HTMLのselectタグのように値とラベルを持たせることができません。

シンプルなコンボボックス


		String[] items = {"100", "200", "300", "400", "500"};
	
		Combo simpleCombo = new Combo(parent, SWT.SIMPLE);
	
		simpleCombo.setItems(items);
	
		simpleCombo.setBounds(x, y, width, height * 4);

入力可能なドロップダウン・コンボボックス


		String[] items = {"100", "200", "300", "400", "500"};

		Combo inputCombo = new Combo(parent, SWT.DROP_DOWN);

		inputCombo.setItems(items);

		inputCombo.setBounds(x, y, width, height * 4);

入力不可（選択のみ）のドロップダウン・コンボボックス


		String[] items = {"100", "200", "300", "400", "500"};

		Combo readonlyCombo = new Combo(parent, SWT.READ_ONLY);

		readonlyCombo.setItems(items);

		readonlyCombo.setBounds(x, y, width, height * 4);

プログレスバー（ProgressBar）

SWTのorg.eclipse.swt.widgets.ProgressBarクラスは、SwingのJProgressBarに対応します。


		ProgressBar simpleProgressBar = new ProgressBar(parent, SWT.NULL);

		simpleProgressBar.setMinimum(0);

		simpleProgressBar.setMaximum(100);

		simpleProgressBar.setForeground(Display.getDefault().getSystemColor

		(SWT.COLOR_BLUE));

		simpleProgressBar.setSelection(50);

		simpleProgressBar.setBounds(x, y, width, height);

（

マークの部分は実際には1行で記述します）

スタイルにSWT.SMOOTHを指定すると、以下のような滑らかなプログレスバーを作成できます。

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著者プロフィール
ビーブレイクシステムズ社大森洋行
中堅システム開発会社にて、データベース検索ソフトの開発・導入コンサルティング・セミナー講師に従事。その現場の中で、Java及びオープンソースを用いたシステム開発は今後のシステム開発の主流になると考え、それらを独学で学ぶ。本格的にそれらを用いた開発に携わるため、ビーブレイクシステムズに入社。現在、データ項目やその流れの分析に重点をおきながら、Javaやオープンソースを用いたシステム開発に携わる。

INDEX
第3回：基本的なGUIコンポーネントの利用
	はじめに
	ボタン（Button）
	リスト（List）
	スライダー（Slider）

Eclipse実践プラグイン開発
第1回	Eclipseとプラグイン
第2回	プラグインの配布とインストール
第3回	基本的なGUIコンポーネントの利用
第4回	JFaceのGUIコンポーネント
第5回	メニューとポップアップ・メニューの拡張
第6回	ビューの拡張
第7回	エディタの拡張
第8回	パースペクティブの拡張
第9回	プロパティと設定の拡張

Eclipseが提供するBIとレポーティングツール
第1回	インストールからはじめるEclipse BIRT
第2回	データベースのデータをレポートに出力しよう
第3回	レポートを作成しよう
第4回	スクリプティング機能・Tomcatでのプレビュー・レポートエンジンを使用したレポート出力

Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発
第1回	Eclipse3の概要とインストール
第2回	Eclipse3の基本機能
第3回	Eclipse3の基本操作を憶えよう
第4回	Eclipseの便利な機能
第5回	Webアプリケーションの開発（1）〜JSP作成〜
第6回	Webアプリケーションの開発（2）〜サーブレットの作成〜
第7回	データベースの利用
第8回	フレームワークの利用
第9回	O/Rマッパーの利用
第10回	JUnitの利用
第11回	Antの利用
第12回	CVSの利用（1）
第13回	CVSの利用（2）

Eclipse WTPによる標準開発ツールの提供
第1回	Eclipse WTPの概要とインストール
第2回	Eclipse WTPでHello World
第3回	Eclipse WTPのDB系ツールを使う
第4回	Eclipse WTPのエディタとその他のツール

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