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| つくば市の実験の概要 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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つくば市では公立の小中学校5校において、各校20台〜40台、合計185台のLinux PCを導入しました。Linux PCを利用した児童生徒は合計2000名弱に達し、幅広い学年の子ども達に利用して頂くことができました。多くの学校では3年生から6年生が対象でしたが、並木小学校では1、2年生も使いました。
表1:各実験校における利用人数、台数、授業時間 |
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| 利用期間は2004年12月〜2005年3月の約4ヶ月でしたが、最初の1ヶ月は多くの教員が「私に使えるのだろうか」という不安もあり、年明けから利用したクラスが多かったようです。また、冬休みと春休みがあり、実質的には2ヶ月強の実験期間であったと思います。 わずか2ヶ月余りの期間ではありましたが、各校平均100時限以上の授業を実施して頂きました。これを稼働率として見ると、1日最大6時限で40日間利用したのですから、最大240時限のうち100時限も利用して頂いたことになります。今回導入したのはノートPCであり、1回の充電で2〜3時間稼働できることから、日で考えると平均2.5時限の利用率は、最大限に利用して頂けたと考えています。 |
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| 導入したLinux PC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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導入したLinux PCはIBM製のA4型ノートPC「ThinkPAD R51」です。Sun MicrosystemsのLinuxであるSun Java Desktop System R2をプレインストールして各校に配布しました。 ![]() 写真1:LinuxノートPC本体 |
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| PCラックとクラスルームPC管理ソフトウェア | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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つくば市の実験の特長の1つはIBMが本実証実験中に開発した「クラスルームPC管理ソフトウェア」を利用して、Linux PCの管理負荷の軽減をはかったことです。詳しくは第4回に紹介しますが、40台を毎晩に自動的にリフレッシュするソフトウェアです。参照用PCを1台用意しておき、各PCにディスクイメージを丸ごとコピーします。 子ども達の誤操作やいたずらで壊れたデスクトップも一晩明ければ、標準設定に自動的に復旧されています。新しいソフトウェアを導入したり、設定を変更したりする際にも、参照PCの1台だけ作業すれば、後は自動的にコピーされるので、管理者の負荷が大幅に削減できます。 なお、Linux PCは専用のPCラックに収納しました。ACアダプタと有線LANが内蔵され、収納の際には充電できます。また、有線LANに接続されているのは、夜間にLAN経由で電源を入れ、クラスルームPC管理ソフトウェアがイメージをコピーするためです。 ![]() 写真2:PCラックとクラスルーム管理サーバ |
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