TOP設計・移行・活用> JSPの実行
How to Eclipse!
Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発

第5回:Webアプリケーションの開発(1)〜JSP作成〜
著者:宮本 信二   2005/2/16
前のページ  1  2  3  4
JSPの実行
JSPの作成

      それでは、簡単な例として、JSPファイルを作成してみましょう。プロジェクト直下にhoge.jspという名前で新規ファイルを作成してください(図9)。
JSPファイルの作成
図9:JSPファイルの作成


   そして、hoge.jspをテキストエディタで次のように編集します。

作成するhoge.jspのソースコード
<html>
<body>
<%=new java.util.Date()%>
</body>
</html>
Tomcatの起動

   Tomcatを起動し、作成したJSPの動作を確認します。Eclipseメニューの「Tomcat→Tomcat起動」を選択します(ツールバーのTomcatアイコンからも同様の操作が可能)。コンソールにTomcatのログが表示され、Tomcatが起動します。

   ブラウザから http://localhost:8080/myweb/hoge.jsp にアクセスします。図10の画面が表示されればOKです。

JSPの動作確認
図10:JSPの動作確認


   Tomcatを終了するには、メニューかツールバーから「Tomcat停止」を選択します。


コンパイルエラーの場合

   コンパイルエラーの場合は、スクリプトレット(<%〜%>)内の文法を確認してください。また、JDK1.4 + Tomcat5.0.xを利用している方で、を「JSPのクラスをコンパイルできません」というエラーが表示される場合は、「JVMの設定」が誤っている可能性が高いので、次のことを確認してください。

  1. Eclipseの設定画面の「Tomcat→JVM」でJVMの名前を確認する
  2. Eclipseの設定画面の「Java→インストール済のJRE」で、上記のJVMの名前のJREの「ロケーション」のディレクトリを確認する

   このロケーションがJDKのディレクトリでなく、JRE(C:\Program Files\Java\j2re1.4.x)などになっている場合は、「インストール済のJRE」画面の「編集」ボタンから正しいJDKのディレクトリを指定し直してください。その後、Eclipseメニューかツールバーから「Tomcat再起動」を選択し、もう一度アクセスします。


まとめ

   今回はTomcatプラグインを利用したWebアプリケーションの作成方法を説明しました。と言っても、まだJSPしか作っていないので、次回はサーブレットを作成します。また、Tomcatプラグインの動作についてもう少し説明します。

前のページ  1  2  3  4



著者プロフィール
宮本 信二  http://muimi.com/
テクニカルライター。Ja-Jakartaコミッタ。Java Webアプリケーション開発業務を経て、現在、主にJavaやOSS関連の調査、執筆を行っている。著書に「Eclipse 3 完全攻略」、「JavaデベロッパーのためのApacheAnt入門」(ソフトバンクパブリッシング)、「徹底解説!JSFのすべて」(秀和システム)などがある。


INDEX
第5回:Webアプリケーションの開発(1)〜JSP作成〜
  Tomcatのインストール
  Tomcatプラグインのインストール
  Tomcatプロジェクトの作成
JSPの実行