PR

【マンガ】第28話 フリーランスのススメ(その18)~不払いクライアントには気をつけろ!(後編)~

2017年9月24日(日)
高田 ゲンキ(たかた・げんき)
ベルリン在住のイラストレーター(兼漫画家)、高田ゲンキが送るコミックエッセイ
『ライフハックで行こう!』、第28話です(第27話はこちら)。

今回は前回に引き続き、フリーランスの不払い問題の後編です――


reactive-lightbend-platform

reactive-lightbend-platform

reactive-lightbend-platform

reactive-lightbend-platform

reactive-lightbend-platform

reactive-lightbend-platform

reactive-lightbend-platform

reactive-lightbend-platform

reactive-lightbend-platform

reactive-lightbend-platform

reactive-lightbend-platform

少額訴訟する意志を事前にメールで通告すべきか

最初に、今回のマンガの内容に関して少し補足をします。

この不払い事件に関しては、相手(不払いをしているクライアント)が少額訴訟等の情報に疎いと確信していたので、訴訟沙汰にする意志を伝えれば驚いて即支払うだろうと予測してメールを送りました。結果的にそれが功を奏して支払わせることに成功しましたし、その後フリーランスの友人たちにもこの方法を教え、数名が同様に不払いを回避できたので、これはかなり有効な手段といえます。しかし、一方でこの方法には少々リスクも伴います。というのも、相手がそれでも支払わない場合は実際に少額訴訟に踏み切る必要があり、その際に事を円滑に進めるために内容証明を送付して受け取らせる必要があるのですが、相手がこの手の情報に精通している場合、事前に内容証明が送られてくることを知らせてしまうと、その受け取りを拒否する場合があるのです。そのような場合(実際に簡易裁判が必要と思われる場合)は、自分だけの判断でメールなどを送らずに、まず司法書士に相談することをおすすめします

法知識に疎いフリーランサーは意外と多い

フリーランスとして活動しはじめた頃、多くの先輩フリーランサーから「個人事業主(フリーランサー)は、どうしても立場が弱くなることが多い。企業相手に金銭トラブルになったら、ほぼ勝ち目はない。多くのフリーランサーが泣き寝入りをしている」という話を聞かされてきたので、この不払いに遭った時は「とうとう自分にも来たか」と思いました。しかし、金額も金額でしたし、何より相手の不誠実な態度が本当に腹立たしかったので、「何としてでも、泣き寝入りだけはしたくない」と思い、何としてでも支払わせようと決意しました。

結果、法学部出身の妻に聞いたり、自分でも色々と調べてみたところ、少額訴訟がこうした不払い問題にはかなり有効な手段だと分かり、マンガに描いたとおりの方法で無事に支払わせることができたのでした。その経験を通して感じたことは、フリーランサーには法知識に疎い人が多いことです。冒頭で書いたとおり、多くのフリーランサーが泣き寝入りをしたり、企業相手の金銭トラブルに勝ち目はないと確信しているのは、彼らがこうした法的手段を知らなかったからに過ぎません。そして、確信犯的に未払い・不払いをする人や企業は、そうした実態を知った上で足元を見ているのです。

法知識等があれば、立場が強いのはむしろ個人事業主(フリーランサー)の側

しかし、少額訴訟などの最低限の知識さえあれば、むしろ個人事業主(フリーランサー)は立場が強い側だと僕は思っています。なぜかと言うと、それはこうした法的手段でプレッシャーをかけられるからだけでなく、企業は個人に比べて自らの不払い等の問題が訴訟沙汰など大事に発展して、それにより世間の評価を落とす可能性を非常に恐れるからです。特に最近はSNSが発展しているため悪評が広まりやすく、またフリーランサー同士の情報共有もかつてより格段に進んでいるので、このような不誠実な行為をしにくい時代でもあるのです(もっとも、そういう情報社会の進化についていけない人や企業ほど、こうした不払い等の問題を起こすわけですが)。

よく、こうした社会的立場の弱さを理由に「フリーランスになるのがこわい」と言う声も聞くのですが、僕が今回のエピソードを通して伝えたかったのは、決してそんな理由で躊躇する必要はない、ということです。もちろん、最初はこうした情報をどうやって集めるのかさえ分からないものですが、それは誰でも同じです(僕も妻に教わるまで知らなかったわけですし…)。「知らないから恥ずかしい」などと思わずに、何か困ったことがあったら、周りの詳しい人に助けを求めたり、そういう人がいない場合は法テラス(国が設立した法的トラブル解決のための「総合案内所」)などに相談してみることをおすすめします。

【マンガ】第29話 フリーランスのススメ(番外編)~僕がフリーランスになった理由(その1)~を読む


シェアしてください!

このマンガを読んで面白いと思っていただけたら、ぜひSNS等でシェアしていただけると励みになります!

また、過去のエピソードはこちらからご覧いただけます。

シェアはこちらから↓。

著者
高田 ゲンキ(たかた・げんき)
ベルリン在住のイラストレーター/マンガ家。1976年生、神奈川育ち。 2004年にフリーランスとして活動開始以来、Macを中心としたフルデジタルでの制作環境を活かして場所や業界慣習にとらわれない自由なワークスタイルを確立。2012年に夫婦でドイツ・ベルリン移住。自身の仕事術やライフハック術、人生論、ベルリンの生活の様子などをブログ『Genki Wi-Fi』とマンガプロジェクト『ライフハックで行こう!』で発信中。ご意見、ご感想、応援のメッセージはこちらから。Twitter(@Genki119)でマンガ更新の告知や、おまけマンガを更新中! 是非フォローしてください!

連載バックナンバー

Think IT会員サービス無料登録受付中

Think ITでは、より付加価値の高いコンテンツを会員サービスとして提供しています。会員登録を済ませてThink ITのWebサイトにログインすることでさまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think IT会員サービスの概要とメリットをチェック

他にもこの記事が読まれています