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リスト型レポートの作成
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では作成したデザインファイルとデータセットを使いリスト型レポートを作成してみましょう。
作成するリスト型レポートは「タイトル」と「テーブル」の構成となります。
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タイトルの作成
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今回のタイトルは「店舗一覧」とします。
まず、Paletteビューから「テキスト」を選択し、レイアウトビューにドラッグアンドドロップします。次に、テキスト編集用ウィンドウが表示されますので「店舗一覧」と入力し、「OK」を押します。
レイアウトビューに「店舗一覧」のテキストが表示されますので、プロパティエディタでフォントサイズ、位置を設定しましょう。
図9:レポートデザイン (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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テーブルの作成
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次にタイトルの下に店舗の一覧を出力させましょう。
データエクスプローラより「データセットの作成」で作成した「storeListDataSet」をレイアウトビューにドラッグアンドドロップしますと、ヘッダ部、詳細部、フッタ部の構成を持つテーブルが自動で作成されます。
図10:テーブルの自動作成 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
ヘッダ部のカラム名はデータベース定義のままなので日本語に編集します。
では、この時点でプレビューしてみましょう。エディタのプレビュータブを選択、またはツールバーのプレビューアイコンをクリックするとレポート内容をプレビューできます。
図11:店舗一覧のプレビュー (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
ヘッダ部にはカラム名、詳細部にはレコードの値が出力されています。それでは次にフッタ部に店舗数(店舗総数:n件)を設定してみましょう。
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フッタの作成
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まず、Paletteビューから「データ」をテーブル上の「フッタロウ」セルにドラッグアンドドロップし、「式ビルダ」ウィンドウを表示させます。
「式ビルダ」ウィンドウでトータル店舗数用の式を作成します。「BIRT関数」の「Total」関数一覧から「countDistinct(value,filter,group_level)」を選択し「式フィールド」に関数を表示します。
次に、引数として「使用可能なデータセット」から作成済の「StoreListDataSet」を選択し「STORE_CODE」を設定します。最後に静的な文言「店舗総数:」と「件」を加え「OK」を押します。
図12:式ビルダ (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
それではプレビューで確認してみましょう。
図13:店舗総数のプレビュー (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ 川本 博之
Javaスペシャリスト。前職ではJava専業ソフトウェアハウスにおいてプロジェクトリーダーとして活躍。現職ではオープンソースに関する技術の研究活動を日々行なう。常に、ビジネス設計を意識したユーザが使いやすいシステム構築を心掛けている。
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