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How to Eclipse!
Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発

第3回:Eclipse3の基本操作を憶えよう
著者:宮本 信二   2005/2/1
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プロパティー画面

   次にプロパティー画面の例として、プロジェクトのクラスパスを指定する例を紹介します。ここでは、プロジェクト以下に図6のようにクラスパスに通すJARファイルがあるとします。これらのJARをクラスパスに通します。
クラスパスに通すJARファイル
図6:クラスパスに通すJARファイル


   以下のように行います。

  1. パッケージ・エクスプローラ上でプロジェクト(myproj)を選択し、「右クリック→プロパティー」を選択する
  2. プロパティー画面の左の項目から「Javaのビルド・パス」を選択する
  3. 「ライブラリ」タブを選択する
  4. 「JARの追加」ボタンを押す(図7)
  5. JARの選択ダイアログで、JARを選択し(複数選択可)、OKボタンを押す(図8)。
  6. プロパティー画面でOKボタンを押す。

ビルド・パスの設定
図7:ビルド・パスの設定
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

JARの追加
図8:JARの追加

   これでクラスパスの設定は完了です。クラスパスに通されたJARはパッケージ・エクスプローラ上で、瓶のアイコンで表示されます(図9)。

追加されたクラスパス
図9:追加されたクラスパス


   なお、プロジェクト以下のJARでなく、別の場所にあるJARをクラスパスに通す場合は、プロパティー画面で「外部JARの追加」ボタンから追加できます。その他の、「変数」や「ライブラリ」などのボタンは、複数のJARを追加する際や、相対パスでJARを扱いたい場合に利用します。

   ここではプロパティー画面の説明もかねて、この手順を踏みましたが、「プロジェクト内のJARをクラスパスに通す」だけであれば、パッケージ・エクスプローラ上で、「JARを選択して右クリック→ソース→ビルド・パスに追加」(図10)で、簡単に追加できます。

プロジェクト内のJARをクラスパスに追加
図10:プロジェクト内のJARをクラスパスに追加


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著者プロフィール
宮本 信二  http://muimi.com/
テクニカルライター。Ja-Jakartaコミッタ。Java Webアプリケーション開発業務を経て、現在、主にJavaやOSS関連の調査、執筆を行っている。著書に「Eclipse 3 完全攻略」、「JavaデベロッパーのためのApacheAnt入門」(ソフトバンクパブリッシング)、「徹底解説!JSFのすべて」(秀和システム)などがある。


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