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How to Eclipse!
Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発

第7回:データベースの利用
著者:宮本 信二   2005/3/2
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Javaアプリケーションからの接続テスト

   まず、Javaアプリケーションから接続テストを行ってみましょう。適当なJavaクラスを作成し、DBに接続してみます。ここではhoge.DBManagerというクラスを作成しました(注1)。
Text  DBManager.java
※注1 このサンプルではJava5のRowSetを利用しています。JDK1.4以前の場合は、適当にサンプルを作り変えてください。また、簡単なサンプルのため手抜きのソースになっていますが、ちゃんと作る場合はclose処理などはfinallyで確実に行うようにしてください。

サンプルコードを実際に使う場合は、ページを全てコピーしてEclipseなどに貼り付けてお使いください。

   このクラスを実行すると、次のような結果がコンソールに表示されます。

実行結果
title=Eclipse男,price=1000
title=Java6 In Action,price=1000
title=世界の中心でEclipseを叫ぶ,price=1000
Webアプリケーションから利用する

   既にWEB-INF/libにJDBCドライバを配置しているので、Webアプリケーションで利用する場合は別に準備は必要ありません。JSPから、先ほどのDBManagerを使ってDBにアクセスする例を示します。

Text  dbsample.jsp

   Tomcatを起動し、ブラウザから作成したJSPにアクセスすると、次のように表示されます。

JSPの実行
図6:JSPの実行


   このように、Eclipseを利用した場合でも、通常のWebアプリケーションと特に変わることなく、開発を行っていけることがわかります。


DBクライアントについて

   データベースには通常、コマンドラインのクライアントツールが付属していますが、GUIでテーブルスキーマや結果セットの表を表示できると便利です。Eclipseでは、以下のようなプラグインが存在します(注2)。

GUIクライアント(スキーマの表示、SQLの表示、発行を行うもの)
DBEdit、SQLExplorer、QuantumDB
DBモデリングを行うもの
Clay
O/Rマッパー用のファイル生成に利用するもの(ツールによりいろいろ)
Hibernate Synchronizer

   とりあえずGUIクライアントは必須で、他のツールは開発対象によりけりでしょう。ただ、これが一番という使い勝手のものもなく、既存のツールの使い勝手を考えると、必ずしもEclipseプラグインの利用がベターではない気もします。実際、筆者は普段はAccessやCSEなどのツールを利用してます。

※注2 EclipseのDBクライアントプラグインを利用したい場合は、Eclipse PluginsエクリプスWiki DBプラグインなどで探してみるといいでしょう。
まとめ

   今回はEclipse上で、データベースを利用したアプリケーションを作成する簡単な例の説明をしました。次回は、Eclipse上でのフレームワークの利用法について紹介します。

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著者プロフィール
宮本 信二  http://muimi.com/
テクニカルライター。Ja-Jakartaコミッタ。Java Webアプリケーション開発業務を経て、現在、主にJavaやOSS関連の調査、執筆を行っている。著書に「Eclipse 3 完全攻略」、「JavaデベロッパーのためのApacheAnt入門」(ソフトバンクパブリッシング)、「徹底解説!JSFのすべて」(秀和システム)などがある。


INDEX
第7回:データベースの利用
  HSQLDBのセットアップ
  テーブルの作成
Javaアプリケーションからの接続テスト