はじめに
本連載はCeltix 1.0に用意されているサンプルデモのREADME.txtファイルを日本語訳したものです。README.txtファイルにはWindowsとUNIXにおける作業手順が記載されています。
今回はサンプル20「soap_header」デモについて解説します。
連載ではWindowsについてのみ確認を行い、足りない手順についての内容を追加しています。UNIXを利用する場合には、Windowsの手順を参照してください。
サンプル20 soap_headerのデモ
この「soap_header」は、CeltixがSOAヘッダをどのようにサポートするかを示したデモです。WSDLファイルに含まれる、messageとbindingの定義にはSOAPヘッダについての情報が記述されています。
SOAPヘッダの定義を行う際に、Celtixはヘッダの内容の変更を別のインターフェースで処理します。実際のメソッドの中でクライアントアプリケーションはヘッダの内容を単純な文字列で設定します。また、アプリケーションはその値を参照できます。
「soap_header」デモを実行する前に、以下の内容を確認してから作業してください。
必要条件
celtix.jarがCLASSPATHに登録されていて、JDKとantのbinディレクトリがPATHに登録されているのであれば、samplesディレクトリのREADMEにある環境変数の設定スクリプトを起動する必要はありません。
環境変数が正しく設定されていなかったり、デモをビルドする際にwsdl2java、javacあるいはjavaコマンドを利用する場合は、環境変数の設定スクリプトを起動する必要があります。