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Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発 |
第12回:CVSの利用(1)
著者:宮本 信二 2005/4/6
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リポジトリの作成
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CVSでは、CVSのファイルを格納するリポジトリを作成する必要があります。コントロールパネル(スタートメニュー → コントロールパネル)で、「CVS for NT」を選択すると、図3の管理ツールの画面が表示されます。この画面で、「Repositories」タブを選択します。
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図3:CVSNTの管理ツール
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そして、次の手順でリポジトリを作成します。
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- Addボタンを押す
- Edit Repository画面でLocationにCVSリポジトリを作成するパスを入力(ここでは、C:/cvsrepoとしました。Nameは自動的に入力されます)
- OKボタンを押す
- 指定したパスが存在しない場合は、ディレクトリを作成するかの確認ダイアログが表示されるのでOKボタンを押す
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図4:リポジトリの作成
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これで、リポジトリの作成は完了です。
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ユーザの作成
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次にユーザを作成します。これはコマンドラインで行いますので、コマンドプロンプトを起動します。まず、CVSROOT環境変数を指定します。環境変数の値は、先ほど作成したCVSリポジトリのパスです。
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C:\Documents and Settings\miya>set CVSROOT=C:/cvsrepo
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ユーザの登録は「cvs passwd」コマンドで行います。下のようなコマンドでヘルプを表示できます(ここでは存在しないオプション「-h」を指定してUsageを表示しています)。
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C:\Documents and Settings\miya>cvs passwd -h
passwd: invalid option -- h
Usage: cvs passwd [-a] [-x] [-X] [-r real_user] [-R] [-D domain] [username]
-aAdd user
-xDisable user
-XDelete user
-rAlias username to real system user
-RRemove alias to real system user
-DUse domain password
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ユーザを追加するには次のコマンドを入力します。
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cvs passwd -a -r <OSユーザ名> <CVSユーザ名>
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次はユーザ追加例です。ここでは、miyaという名前のCVSユーザを、OSのAdministratorユーザとして登録しています。CVSユーザのパスワードを聞かれるので、任意のパスワードを指定します。
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C:\Documents and Settings\miya>cvs passwd -a -r Administrator miya
Adding user miya
New password: ****
Verify password: ****
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以上でCVSサーバの設定は完了です。
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著者プロフィール
宮本 信二 http://muimi.com/
テクニカルライター。Ja-Jakartaコミッタ。Java Webアプリケーション開発業務を経て、現在、主にJavaやOSS関連の調査、執筆を行っている。著書に「Eclipse 3 完全攻略」、「JavaデベロッパーのためのApacheAnt入門」(ソフトバンクパブリッシング)、「徹底解説!JSFのすべて」(秀和システム)などがある。
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