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| はじめに | ||||||||||||
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これまでLifeKeeperのLinux版とWindows版のそれぞれについて、インストールと基本的な設定方法を解説した。今回はLinux版に話を戻し、より応用的なリソースの使い方ついて解説する。 HAクラスタを構成して何らかのアプリケーションを保護する場合に、サービスを提供するための仮想IPアドレスとアプリケーションで使用する共有ファイルシステムを組み合わせて使用することが多い。 LifeKeeperでは仮想IPアドレスを「IPリソース」、共有ファイルシステムを「ファイルシステムリソース」として設定し、アプリケーションリソースとの依存関係を作成することにより、仮想IPアドレスと共有ファイルシステムを組み合わせて使用することができる(注1)。
※注1:
リソースや依存関係などについては「第3回:LifeKeeper for Linuxの操作」で紹介されているので参照してほしい。
HAクラスタで共有ファイルシステムを構成する場合には共有ストレージを使用するのが一般的である。しかしストレージは高価であり、使用できるストレージベンダーが限られるため(注2)、場合によっては使用できないことも考えられる。
※注2:
主要なストレージに関しては動作保障しており導入実績も豊富であることを述べておく。対応しているハードウェアの情報は、各LifeKeeperのバージョンのRelease Notesで確認できる。Release NotesはSteelEye社のWebサイト(http://www.steeleye.com)から「support → Documentation」を選択するとLifeKeeperのバージョンごとにマニュアルがまとめられているので、そちらを参照していただきたい。
そういった場合の代替機能を提供するものとして、LifeKeeperでは「NAS Application Recovery Kit」「LifeKeeper Data Replication(以下、LKDR)」「DRBD Application Recovery Kit (以下、DRBD ARK)」を使用することができる。今回はこの「LKDR」と「DRBD ARK」について紹介する。 「LKDR」と「DRBD ARK」はいずれも、2台のサーバ間でのネットワークミラーリングとそのミラーリングされたディスクを使用した共有ファイルシステムの作成および保護機能を提供する。作成された共有ファイルシステムは他のLifeKeeperでHAクラスタ化するアプリケーションで使用するデータ領域として使用することができる。 双方の相違点は、同期の仕組みとLifeKeeper上での設定方法にある。LKDRがLAN/同期ミラーのみをサポートするのに対して、DRBDにはLAN/WANおよび同期/非同期ミラーをサポートする。以後、双方の設定方法を紹介するが、その中でそれぞれの違いを見ていただきたい。 |
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| LKDRリソースの作成 | ||||||||||||
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まずLKDRを使用してLKDRリソースを作成する方法を紹介する。 LKDRリソースを作成する準備として、これから述べる5つの点について確認する必要がある。また、この段階でクラスタノードのコミュニケーションパスはすでに作成されているものとする。 |
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リファレンスサイトの紹介 本連載のリファレンスとなるWebサイトです。本連載に対するご意見、ご要望などもお寄せください。 ■LifeKeeper製品詳細情報 http://www.10art-ni.co.jp/product/lifekeeper/ ■SteelEye Technology Inc.(開発元) http://www.steeleye.com ■LifeKeeperに関するお問合せ https://www.10art-ni.co.jp/contact/form-lifekeeper_ssl.html |
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